職場の人間関係が悪いと悩みますよね!会社で働く上で人間関係は切っても切り離せないものです。職場の人間関係が悪いときに考えるのが「辞めたいが、転職しても人間関係が悪い職場に配属されるかも」「人間関係が悪いからといって辞めると、辞め癖がついてしまうのでは?」という不安。
行動を起こした結果、悪いことが起こってしまうのではないか…?次の職場で人間関係が悪いときはまた辞めてしまうのでは…?という不安に駆られてしまうのですね。確かに、転職したからといって必ずしも人間関係がうまくいくとは限りません。
でも、だからといって人間関係が悪い職場で働き続けると、心身を害してしまい、そもそも働くことすらおぼつかなくなるかもしれませんよ!
この記事では、本気で職場の人間関係が悪いなら辞めて良いが、辞める前にできることとして、上司と同僚に振り回されずに済む方法8選をご紹介します。転職後の人間関係にも使えますよ。
職場の人間関係が本気で悪いなら辞めても良い

人間関係がない職場はありません。
職場には多様な人材がいるので、合う人もいれば合わない人もいます。
ですから、職場の人間関係でストレスを感じるのは、そもそも普通のことと言えるでしょう。
データを見てみます。
平成 30 年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況によると、仕事で強いストレスを感じている人の割合は58%。
その中でも人間関係でストレスを感じている人は3位にランクインされているのですね。
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職場の人間関係でストレスを感じるのは普通のこと。
問題は、職場の人間関係が本気で悪いときです。
私がブラック企業に勤めていたとき、社長との人間関係が最悪でした。
どのように最悪だったかというと、毎日怒鳴られるレベルで、ときには灰皿を投げられるくらい酷かったです。
本気で人間関係が悪い職場で働いていると、精神を病んだり体を壊したりします。
私自身も、「このまま働いているとうつ状態になるかも」と思って、退職しました。
なので、職場の人間関係が本気で悪いときは、辞めて良いのです。
ただし、できるだけ、在職中に転職先を見つけてから辞めるようにして下さい。
退職後に転職先を見つけようとすると、希望しない会社で妥協することになりかねないので。
転職エージェントに対して、自分の希望を相談してみて下さい。
転職しても職場の人間関係はついて回る

職場の人間関係が本気で悪いなら、辞めて良いです。
転職先さえ決まれば、秒で辞めても良いくらいでしょう。
しかしながら、次の職場なら人間関係が良いと考えたり、期待したりするのは間違いです。
転職しても職場の人間関係はついて回ります。
多様な人材がいるのですから、「この人は合わない」と思う人は必ず出てくるものです。
合わない相手とはとことん合わないもので、すぐに議論になったり、ときには衝突したりすることもあるでしょう。
あまりにも衝突が多いと…「この転職は失敗だ!転職エージェントにしっかり相談して、人間関係が良い職場を紹介してもらおう」と思うかもしれません。
でも、よく考えてみて下さい。
「この人とは合わない」と思う人は、どこの職場に転職しても出てくるものですよ。
だから、再び転職したとしても、必ず「この人とは合わない」と思う人が出てきます。
その度に、あなたは転職を繰り返すのでしょうか?
そんな非効率的な行動を取り続けるわけにはいかないですよね。
ですから、職場の人間関係が本気で悪い人が転職するときには、次のように考えてみて下さい。
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いかがでしょうか?
働いている以上、どうしても合わない人間は出てくるものです。
生理的に受けつけない人もいるかもしれません。
でも、それはしょうがないんです。
何度転職しても変えることができません。
なので、働いている以上、職場の人間関係が悪い状態は起こり得るものと思って下さい。
職場の人間関係に振り回されずに済む8つの方法

職場の人間関係が本気で悪いなら、転職してしまいましょう。
でも、職場の人間関係が悪い状態は、できるだけ緩和したいですよね。
ここからは職場の人間関係に振り回されずに済む対処法8選をご紹介します。
(1)職場の人とはドライに接する
職場の上司や同僚とは、何を目的に人間関係を築くのでしょうか?
仕事で成果を出すため、ですよね。
仕事で成果を出すために、濃密な人間関係って要ると思いますか?
別に要らないんですよね。
ですから、職場の上司、同僚とはドライな人間関係を築くと良いです。
あくまでも仕事で成果を出すために上司・部下あるいは同僚の関係であるなら、そもそも濃密な人間関係を築く必要はないのです。
価値観が異なる相手と深い人間関係を築くには、お互いに内面をさらけ出す必要がありますが、それって結構ストレスがかかることだし、こんなことを知られたらどうしようと思いますよね。
上司や同僚は、あくまで仕事上の付き合いと線を引き、たとえ笑顔を振りまいたり、感情をあらわにすることがあっても、必要以上に深入りする必要はありません。
濃密な人間関係にかける工数は、家族や恋人、友人に対して使って下さい。
(2)苦手な人とは、心理的な距離を取る
職場の人間関係はドライで。
さらに、苦手な人とは、心理的な距離を取ると良いでしょう。
例えば、職場の同僚と毎日ランチを取らないといけない女性社員を想定します。
女性社員同士の中に、苦手な人がいました。
そのとき、物理的には距離を近づけていますが、心理的には距離を取るのです。
「営業部の〇〇って感じ悪いよねー」と、苦手な人があなたに同意を求めてきたとします。
そのとき、「いや、私はそう思いませんけど」なんて言い返すと、反論されます。
ですので「そうなんですね」と適当な相槌を打っておきます。
ここで、感情を込めて「そうですよねー」と同調しないことがポイント。
同調していくと、いくら心でそう思っていなくても、自分で自分を騙すことになって苦痛です。
「そうなんですね」と言われると、一応、話の流れは邪魔されないので、話は続いていきます。
その間、あなたは適当に相槌を打ち続ければ良いのですね。
(3)苦手な人から学ぶ
苦手な人とは心理的な距離を取ると良いです。
ただ、苦手な人とは、心の距離を取りつつ学ぶようにして下さい。
つまり反面教師として「こんな態度は取らないようにしよう!」と学ぶのです。
例えば苦手な人が以下のような態度を取ってきたとしますよね。
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苦手な人の以上のような態度については、反面教師として学ぶことが多いはずです。
つまり「こんな態度を取っちゃいけない!」「自分は相手に嫌な印象を与える言葉を言わないようにしよう!」ということですね。
(4)笑顔・感謝を意識してコミュニケーションする
職場の人間関係はドライでOKと言いました。
でもね、相手はロボットじゃないんです。
長く一緒にいることが多い上司・同僚に対し、機械的に接するだけではお互いにうまくいきません。
そこで、ドライな人間関係を保ちつつ、笑顔や感謝を意識したコミュニケーションを心掛けていきましょう!
笑顔や感謝を意識すると気持ちが良いもので、働くモチベーションも上がっていくでしょう。
(5)上司や同僚との共通点を見つける
職場の人間関係に振り回されずに済むには、上司・同僚との共通点を見つけ、話題にすることも手段の1つです。
共通点は何でも良いですが、自分が好きなことにして下さい。
「語れる」必要はなく、「私もアニメ好きなんですよね~」っていう気持ちが相手に伝わればOK。
アニメが好きなら、相手が『鬼滅の刃』とか『エヴァンゲリオン』とか『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』について話題にする時機を狙ってみて下さい。
副業が好きなら、相手がアフィリエイト・YouTuber・投資などについて話題にする時機を狙ってみて下さい。
恋愛でも、ゴルフでも、テニスでも、お笑い芸人でも、スキルアップでも、リーダーシップでも、話題は何でも良いでしょう。
語れる必要はないので、「私も〇〇が好きなんです」が伝われば、「こいつ良い奴だな」と相手に思ってもらえるので、上司・同僚に振り回されずに済むでしょう。
(6)飲めなくても飲み会には行ってみる
上司や同僚との共通点とも近いんですけれど、職場の人間関係に振り回されずに済むためには、飲み会には行きましょう。
リアル飲み会でも、オンライン飲み会でも何でも良いです。
それと、飲む必要もなくて、ノンアルで大丈夫です。
「飲めないから」と断るのがダメで、「あいつ付き合い悪いな」と思われちゃいます。
私も正直、プライベート以外での飲み会には一切行きたくないのですが、日本は個人の価値観よりも公を優先するので、仕方ないですね。
とりあえず、飲み会に行っていると「こいつ良い奴だな」と思われますので、行くようにしましょう。
私も、基本的に職場の飲み会は断わらないようにしています。
(7)傾聴力を身につける
職場の人間関係に振り回されずに済むには、傾聴力も大切ですね。
相手の言うことをじっくり聞いてみて下さい。
反論したいことがあってもすぐには言わず、質問を繰り出して相手の言い分を聞きましょう。
質問が難しい!と思う人もいるかもしれませんけれど、シンプルに聞けば良いです。
例えばリーダーシップについて熱く語っている人がいたとします。
「どんな場面でリーダーシップを発揮したんですか?」「リーダーシップを発揮したとき、相手の反応はどうでしたか?」などと素朴に聞いてみれば良いのです。
(8)相談できる人を持つ
最後に、相談できる人を持って下さい。
職場の中に相談できる人を持てるのがベストですが、いなければ家族・恋人・友人、あるいは公的機関でも構いません。
多様な人材が職場にいる中で、全ての人材と良好な関係を築くことなんてできません。
良好でない人間関係に陥ったとき、心の中にためておかないよう、相談できる人を持っておきましょう。
まとめ
職場には多様な人材がいます。なので、どうしても「あの人、苦手だな」「合わないな」という人は出てくるもの。職場の人間関係に振り回されずに済むための方法8選をご参考にして頂き、少しでも人間関係を緩和してみて下さい。ちなみに、職場の人間関係が本気で悪いなら、辞めることを検討して下さい。ただし、転職先を決めてから、ですよ。