社内ニートのNG行動とは?暇な時間のスキルアップ方法を解説

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社内ニートとは出勤しているのに仕事がない人のことです。就業時間中、社内ニートは暇を持て余しています。暇だからといって何をしても良いのでしょうか?いくら暇でも、社内ニートにはやってはいけないNG行動があります。そして社内ニートは、暇な時間こそ有意義に使いスキルアップするべきです。この記事では、社内ニートのNG行動、社内ニートのスキルアップ方法を解説します。

社内ニートは楽なのか?

やりたいことが何もない

社内ニートは仕事がないのに給料をもらえているので、一見すると羨ましいようです。日々、忙しく仕事をしている人からすれば、社内ニートはストレスもなく気楽に見えることでしょう。

しかし、自ら志願して社内ニートになっている人は多くないでしょう。なぜなら、会社から暇な職場環境を用意されていないと、社内ニートになろうとしてもなれないからです。めちゃくちゃ忙しい人が「今日から僕は社内ニートになるよ!」と宣言しても、誰にも信用されないでしょう。「あなた、そんなに忙しいのにどうやって社内ニートになるの?」と思われてしまうからですね。

社内ニートになるのは職場環境が原因

自ら社内ニートになる人は少なく、会社から「暇な職場環境」を与えられたことから社内ニートになっています。つまり、職場環境が原因で社内ニートになっているわけです。

例えば新卒や中途採用されたにもかかわらず、「採用のミスマッチ」が起こったとしましょう。採用のミスマッチは、会社側・労働者側双方に起こり得ることですが、上司が「期待したほどの人材じゃなかった」と思うと、上司は部下に仕事を与えなくなり、結果的に労働者が社内ニートとなってしまいます。

採用のミスマッチがあったからといって、労働者が自ら志願して「暇な職場環境」を求めたわけではありません。会社から暇な環境を与えられたことで、社内ニートになっているのです。

そもそも、人手が余っている職場なのに人材を配置することも、暇な職場環境を形成することになり、結果、社内ニートを生み出しています。

 また、労働者本人が仕事でミスや問題を起こしたことで社内ニートになることもあり得ます。大きな失敗をした社員には仕事を任せられなくなりますよね。仕事を任せられないというレッテルを貼られると、上司は部下に仕事を与えなくなります。結果、仕事が暇になり、社内ニートになっていくのです。

失敗を起こしたのは自分に原因があるとはいえ、自ら社内ニートになるわけではないことは、「人手が多い職場」や「採用のミスマッチ」などと同じです。

社内ニートはなぜ辛いのか?

仕事がないのに給料がもらえる社内ニートですが、職場で暇を持て余すことは意外とキツイです。休日に暇な時間を過ごしてもそれほど辛くないでしょうが、皆が忙しく働く職場で暇な時間を過ごすのは辛いものです。

やりがいを持てない

「仕事にやりがいなんて要らない」「そもそも、仕事は辛いもの」と考える人もいるでしょう。しかし、人間は機械ではありませんから、社内ニートであることでやりがいを持てない状態は辛く感じるものです。

仮に上司から、パソコンの前に「7時間、あなただけじっと座っていなさい。座っていればお金をあげるから」と言われても、他の社員が忙しく働いていたら「なぜ私だけが暇なの?」と苦しくなるはずでしょう。

職場での疎外感がある

出勤しているのに暇を持て余す社内ニートは、職場で疎外感を覚えています。職場の同僚が忙しく働いていて仕事の話をしているのに、自分だけじっとPC画面を見つめていたら孤独ですし、社内ニートであることで周りから拒まれているように感じることでしょう。会社は仕事をするところなので、仕事がなくて暇な状態を長く続けることはストレスとなります。

社内ニートがやってはいけないNG行動

社内ニートは時間を持て余しています。しかし、いくらやることがないからと言って、何をしても良いわけではありません。就業時間中にやってはいけないNG行動を確認していきましょう。

仕事と関係ないネットサーフィンや動画を楽しむ

仕事と関係ないネットサーフィンや動画を楽しむのは止めましょう。ネットや動画を見ることそのものが悪いわけではありません。問題は仕事と関係ないネットや動画を楽しむことです。例えば芸能情報の記事、趣味の株・アニメ・動画配信サービスなどの記事、娯楽のために動画を見ることは避けましょう。

スマホやPCでゲームをする

いくら社内ニートが暇を持て余していると言っても、会社は働くための場所。スマホやPCでゲームをするのは慎みましょう。ゲームは娯楽です。仕事中にゲームをしているのが職場の人にバレると、いいわけが立ちません。

居眠り

就業時間中に居眠りするのは止めましょう。会社は仕事をするところです。皆が忙しく仕事をしている最中に1人だけ居眠りしていたら、職場の雰囲気が悪くなってしまいます。どうしても眠くて仕方がないときは、トイレの個室で5~10分程度の仮眠を取ってみて下さい。

社内ニートは退職勧奨になる可能性も!開き直りはやめよう

こじらせ無職とは

「社内ニートになったからといって怖がる必要はない。どうせ正社員はクビにされないのだから…」と開き直ってNG行動をする人もいるかもしれません。確かに、日本においては、会社が正社員を解雇するには高いハードルがあります。

解雇には「普通解雇」「整理解雇」「懲戒解雇」の3つがあります。まず、普通解雇は労働契約法・労働基準法に基づく解雇です。労働者に原因がある解雇です。通常、解雇といえば普通解雇のことを指します。

2つ目の整理解雇は、いわゆるリストラのことで、会社の事業継続のために行われる解雇です。

最後の懲戒解雇は社内の秩序を乱した労働者に対して解雇するものです。

労働契約法第16条には、普通解雇について以下のように定めています。

第十六条  解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。

つまり、解雇理由に客観的合理性・社会的相当性がない解雇は解雇権を濫用したものとして無効なのです。しかも解雇するには30日以上前の解雇予告が必要となり、日本のドラマ・映画で見るような「お前はクビだ!」と上司が言って一方的に解雇することはできないわけです。

しかし、解雇のハードルが高くても、退職勧奨ならそれほどハードルが高くなりません。退職勧奨では、会社を辞めるかどうかは労働者が決めることです。

退職勧奨では、会社が労働者に「早く退職届にサインしろ」と迫ったり「退職しないと降格だぞ」と脅したりすると違法ですが、正しい手順を踏んで、労働者が自主的に会社を辞めるように促せば退職勧奨も合法です。

ですから、「正社員なんだし、いくら社内ニートでもクビにならないよ」と開き直り、NG行動をしてしまうのはやめましょう。確かに社内ニートであるからといって解雇にすることはできないかもしれません。しかし、会社は退職勧奨を行ってくるかもしれません。

元々、社内ニートの状態でいることは辛いもので、職場からの疎外感を覚えています。退職勧奨されることで「自分は不要な人材なのだ」ということを知れば、ますます職場にいづらくなります。ですから、社内ニートになったらNG行動を慎み、次に説明するスキルアップを検討してみて下さい。

社内ニートは時間を有意義に使ってスキルアップしよう

社内ニートは辛いものですし、「正社員はクビにならない」と開き直ってNG行動をするのは慎みましょう。暇な時間を有効に使ってスキルアップするための方法を説明します。

資格の勉強をする

暇な時間を有意義に使うため、資格の勉強をしてみましょう。仕事に何らかの形で関連する資格ならスキルアップに繋がります。例えば、取得しておきたい資格として以下があります。

  • 日商簿記2級
  • マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト
  • TOEIC

日商簿記2級を取得しておくと、決算書を読めるようになります。簿記の知識があれば、会社の業績が分かるようになります。つまり上司や顧客と会話するときにも役立ちますし、競合他社の経営分析にも使えます。決算書を読めることで、会社がどんな事業で稼いで利益を上げているかが分かるのです。

マイクロソフト・オフィス・スペシャリストの資格はPCスキル、TOEICは英語のリーディングやヒアリング力の強化に繋がります。

なお、資格を取得すると資格取得奨励金や資格手当がもらえる会社もあります。社内規程を確認頂き、奨励金や手当がもらえるかどうかを把握しておきましょう。

仕事で使える知識をアップデートする

暇な時間を有意義に使うため、仕事で使える知識をアップデートしておきましょう。仕事で使える知識には主に2つあり、社内ニートは「1.一般化された知識」を習得します。

  1. 一般化された知識
  2. 自社でしか通用しない知識

 一般化された知識とは、自社でも使えるし、他社に転職したときでも同じ仕事に就く限り使える知識を言います。どこの会社でも使える「一般化された知識」です。

例えば、人事部に配属されている社内ニートが「このままじゃヤバい!何か勉強しないと」と思ったとしましょう。そして労務の知識を得たいと考えて労働法や社会保険に関する法律の知識を得たとします。

この知識は、自社の人事部でも使えるし他社に転職したときでも、人事部である限り使える知識ですよね。また、もっと高度な知識を得ようと社会保険労務士の勉強をし始め、運よく合格しました。社会保険労務士の知識も人事部にいる限り、他社でも使えるわけです。

まずは、社内ニートは一般化された知識を勉強すると良いでしょう。

 

もう1つの知識は「自社でしか通用しない知識」です。「自社でしか通用しない知識」なので、他社に転職したら使えません。

「じゃあ、意味ないじゃん!」と思うかもしれませんが、実はそうでもないです。会社では「自社でしか通用しない知識」を持っている人ほど、評価されます。なぜなら、自社でしか通用しない知識は、他社が真似できない知識でもあるからです。「自社でしか通用しない知識」をたくさん持っている人材がいる会社は、他社よりも競争優位に立てます。

例えば、会社Aが特許を持っていたとしましょう。A社では、特許を使ったマニュアルを元に製品を製造していますが、マニュアルを元にした仕事の進め方が「自社でしか通用しない知識」です。この知識は、他社に転職したら当然使えませんよね。特許を持っているのはA社だけですから。

A社にいる限りにおいては、「自社でしか通用しない知識」である”マニュアルを元にした仕事の進め方”に熟知しているほど、仕事ができるようになるので評価されるわけです。

モノを製造する過程では、法律や数学の知識などの一般化された知識を必要とするでしょう。しかし、実際にモノを製造するにおいては、「自社でしか通用しない知識」がないと製造しようがありません。マニュアルだけでなく、職場のルールや経験や勘のようなものを総合して、仕事を進めていくのです。

「自社でしか通用しない知識」は仕事を通じてしか身につけることができません。ですから、暇を持て余してしまう社内ニートが「自社でしか通用しない知識」を身につけるのは難しいのです。ですから、社内ニートは、まずは「一般化された知識」を学び、上司からの信頼を得て仕事が回ってきた段階で、「自社でしか通用しない知識」を身につけるようにして下さい。

社内ニートを辞めたいときの対策

社内ニートは辛いものです。同僚が忙しく働いているのに、自分は暇なのですから。仕事が暇で辛いときに、NG行動をせず、解決するための方法を3つ紹介します。

「仕事はないですか?」と聞く

恥を忍んで、「仕事はないですか?」と上司や同僚に聞いてしまいましょう。あなたが社内ニートであることは、上司や同僚は知っているはずです。丁寧に、あなた自身が「仕事はないですか?」と聞いてくることに対して、「何か仕事を与えたい」という気になるでしょう。

上司に個別に相談する

上司を個室に呼んで相談するのも手段の1つです。現状を憂うというよりは前向きな気持ちを上司に吐き出してみましょう。

「〇〇の仕事がしたいと思います。少しずつでも構わないので、やらせて頂けませんでしょうか?」と相談します。

たいてい、他の人が既にやっている仕事でしょうが、上司の采配で共同的に携わらせてもらえるかもしれません。あるいは上司が抱えている仕事の中から、権限委譲して、仕事を割り振ってくれることも。

ひそかに磨いてきたスキルがあれば、それを公表するのも手でしょう。

転職する

上司に相談しても埒が明かないときは、会社に見切りをつけて転職するのも良いでしょう。社内ニートは辛いですし、仕事をしないのですから「自社でしか通用しない知識」を身につける機会もありません。そんな状態で会社に残っていたら、いつかは退職勧奨の対象者リストに入ってしまうかもしれませんよ。

転職活動では、求人票に直接、応募する方法と、転職アドバイザーに相談する方法の2つがあります。

転職アドバイザーは、業務経験が少なく、目立ったスキルがない社内ニートにも親身になって相談してくれるはずです。

まとめ

社内ニートは楽ではありませんし、むしろ辛いです。辛いからといってNG行動は避けましょう。暇な時間を有効に使い、スキルアップしてみて下さい。また、辛い状況を上司に相談しても変わらないのであれば、転職を検討してみましょう。

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