リクナビNEXTを運営している会社ってどんな会社なの?
リクナビNEXTを運営している会社とは?
リクナビNEXTは、転職志望者と人材を採用したい企業との転職サイトです。業界最大級をうたっているだけに、求人数も多いです。転職をしようと思ったら、「とりあえずリクナビNEXTに応募しよう」という人も多いのではないでしょうか。
そのリクナビNEXTを運営している企業は、株式会社リクルートキャリアという会社です。
親会社はリクルートで、海外の人材系企業を次々と買収し、世界的な企業となっています。2014年に東証一部に上場したことも記憶に新しいでしょう。「仕事探しはindeed」でおなじみの検索専門エンジンのIndeedも同グループです。
リクルートキャリアってどんな会社?
リクルートキャリアは、1977年に、株式会社日本リクルートセンターの人材斡旋準備室として誕生しました。既に40年以上の歴史がある会社なんですね。
その後、何度か社名を変えて2006年にリクルートエージェントに社名を変更しました。
2012年に、リクルートのHRカンパニーと株式会社リクルートエージェントが事業統合して、現在に至ります。会社概要は次の通りです。
会社概要
・称号:株式会社リクルートキャリア
・本社所在地:〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
・代表者:小林大三
・従業員:3,912名(2018年4月1日時点)
・事業:社員募集領域における人材採用広告事業/斡旋事業
リクルートキャリアの事業
リクルートキャリアは「メディア領域」と「人材紹介領域」の2つの事業を展開しています。メディア領域の方は、リクナビNEXTでおなじみですね。
メディア領域
メディア領域には、新卒採用メディア領域と中途採用メディア領域の2つがあります。リクナビNEXTは後者。
新卒採用メディア領域はリクナビ、リクナビダイレクト、リクナビCなどがあります。
リクナビダイレクトは、中小企業と新卒・既卒の若者をつなぐメディアです。リクナビCは大学1~2年向けのアルバイト求人メディアです。卒業後、将来のキャリアで活かせる強みを探せるメディアと銘打っています。
中途採用メディア領域はリクナビNEXTの他、アントレnet、サンカク、CAREER CARVERなどがあります。
アントレnetは独立・企業を支援するサイト。サンカクは「社会人のインターンシップ」や「スポットディスカッション」などを通じて、仕事を辞めずに成長していける場、そして社外のビジネスパーソンの力を得て更に成長したいベンチャー企業などの出会いの場を提供しています。CAREER CARVERは、ミドルやエグゼクティブ層のための転職サービスになります。
人材紹介領域
人材紹介領域では、リクルートエージェントが有名で、転職を支援し、企業のニーズに合う人材を提供する人材紹介サービスを手掛けています。
リクルートキャリアは、人材紹介領域で47万6000名(2018年3月末時点)の転職や就職を支援してきました。凄い数字ですね。あくまでこれは人材紹介領域に限った数字なので、メディア領域を含めるとどれくらいの人の転職・就職を支援したのでしょうか。
2005年には新卒採用の人材紹介サービスをいちはやく展開し、他社に差をつけています。知名度が高くない中堅・中小企業、大企業でも「こういった新卒が欲しい」というニーズには、新卒採用の人材紹介サービスはマッチすると思います。
リクルートキャリアの働き方
リクルートキャリアの職制はぜんぶで3つ。エキスパート社員・CV社員・ゼネラル社員に分かれています。
エキスパート社員
エキスパート社員は、仕事の範囲や勤務地を限定する社員です。ただし有期契約となっています。入社5年を超えた場合は「期間の定めのない社員」に転換されます。
CV社員
CV社員は正式名称をCarerr View社員といいます。エキスパート社員同様に仕事の範囲や勤務地を限定され、かつ有期契約となります。CV社員の有期契約は3年と、エキスパート社員よりも短めに設定されています。
ゼネラル社員
いわゆる正社員です。勤務地も職務内容にも制限がありません。その代わり正社員なので定年まで勤められます。
男女比率
職制ごとの男女比率は次の通りです。リクルートキャリアは女性が多い会社かと思いましたが、ゼネラル社員では男性の方が多いんですね。CV社員の男性比率がかなり高めなのも気になります。
・エキスパート社員【女性87.7%】【男性12.3%】
・CV社員【女性38.6%】【男性61.4%】
・ゼネラル社員【女性40.9%】【男性59.1%】
管理職の比率
リクルートキャリアは先進的なイメージがありましたが、管理職における男女比率はまだまだ歪ですね。男性73.8%に対して、女性の管理職の比率は26.2%しかありません。これから管理職の比率が高まっていくのでしょうか。
小林大三氏の経歴
最後に、リクルートキャリアの現社長である小林大三氏の経歴を見ていきましょう。
広島県出身。
1991年 リクルート(現リクルートホールディングス)入社
2012年 リクルートテクノロジーズ社長就任
2013年 リクルートホールディングス執行役員就任
2017年 リクルートキャリア社長就任